今年も押し迫って参りました。
年々、1年が過ぎるのが早いと思う今日この頃です^^
もうすぐお正月。ご入院されている方や施設にご入居されている方も
年末年始はご自宅に戻られてご家族とご一緒にお過ごしになられる方も多いのではないでしょうか。
高齢者の皆様には冬場特に気をつけていただきたいことがございます。
「ヒートショック現象」ってご存知でしょうか?
冬場になると情報番組などで取り上げられることもありますので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
「ヒートショック現象」というのは、気温の急激な低下により血管が縮み、血圧が上昇する現象です。
皆様も冬場の暖房が効いた部屋から寒い廊下やトイレへ行くときに、「ブルブルッ」とされることはございませんか?
あれは、室温の急激な変化から体温を調節するために筋肉を震わせて熱を作っていることに起こる現象のようです。
そして、同時に、体の表面から熱が逃げないように血管が収縮し、血圧や脈拍が上がります。
高齢者の方(特に高血圧や糖尿病、脂質異常症などの持病がある方)の場合、このヒートショック現象が原因で
心筋梗塞、脳梗塞や脳出血を引き起こす危険があります。
冬場の冷え込んだトイレ・浴室など、急激に室温の下がる場所は要注意です。
入浴の際は、事前に浴室や脱衣所を十分に暖めるなどの対策をして十分ご注意ください。
特に注意が必要なのは夜間のトイレです。暖かい布団の中から急激に室温の下がる、
廊下→トイレへの移動は大変危険が伴います。
夜間に頻繁にトイレに行く方は、是非、暖房機能付きのポータブルトイレをお部屋に設置し、
夜間だけでもポータブルトイレを室内でご利用されることをオススメします。
家具調のものをお選びいただけば、椅子のようなでデザインでお部屋にも違和感なく設置ができます。
また、介護認定を受けられてる方ですと、購入費の9割を自治体から介護保険給付が受けることが可能です。
(申請方法・基準などは自治体により異なりますので、介護保険をご利用される方は事前にお住まいの役所の
介護保険課にお問合せください)
日常の暮らしの中にも、お年寄りの方には危険が潜んでいます。
ご家族の皆様は、安心・安全な環境を考慮いただき、皆様でよいお年をお迎えください^^