当店のある関西では今年は比較的雨が少ないような気がしますが、
それでも、やっぱり梅雨は湿度が高くジメジメしますね。
湿度の高くなる梅雨の時期は、寝たきりの方やベッドで長時間過ごす方には、
床ずれ発生への注意が必要です。
床ずれは、身体の一箇所に体圧が集中することで発生しますが、その他の要因として
汗や、尿や便のかぶれや汚れも発生の原因となります。
梅雨の時期は、寝床に湿気がこもりやすく、寝床や下着が蒸れやすいので
お身体の状態を常に清潔に保つように心がけてください。
とは言え、施設に入居されている方など、中々難しいかたも多いのではないでしょうか。
そこで、介護用品を上手に使って梅雨の時期の床ずれ発生リスクを減らす方法を
いくつかご紹介したいと思います。
①こまめに着替える。
汗を書いた下着のまま過ごしていては、湿気がこもってしまい、ま
た、汗のかぶれなどで床ずれが発生しやすくなります。
こまめに着替えが出来ればよいのですが、通常の肌着で介護度の高い方ですと、
介護される方も、介護を受ける方も着替えの回数が増えると負担が大きくなってしまいます。
介護用の肌着は前開きのもので前止めがテープやホックになっているものがありますので、
着替えの介護負担を軽減することができます。
②汗をきれいにふき取る
介護度の高い方の入浴介護は、負担の大きなものですが、
ベッドの上でも行える清拭を行えば汗をかいても清潔に身体を保つことができます。
清拭グッズの中には水やふき取りのいらないもの、ウェットティッシュタイプのものなど
簡単に使えるもが多数あります。
③寝床の湿気を抑える
シーツを除湿機能にあるものに変えると寝床の湿気を抑えることができます。
ご家族が施設に入居されている方にもオススメです。
④リモイスクリームやスプレーを利用する
リモイスクリームとは、便失禁などでかぶれやすい周囲に塗り、撥水効果で刺激物から肌を保護します。
保湿成分配合で、肌をしっとりなめらかに保ち、保湿効果もありますので、
おむつかぶれが気になる方にオススメです。
⑤すでに床ずれが出来てしまっている方
シリコンやフィルムなどのシートで患部を覆うと、床ずれの進行を妨げ、
治癒を早める効果が期待できます。
梅雨に役立つ介護用品を集めて特集していますので、気になる方は一度ご参照ください。
床ずれは出来てしまうと、治すのが非常に難しい症状ですので、予防が重要です。
「皮膚が赤くなっている」「痛みがある」方は早めの予防を心掛けてください。