先日、1泊2日の研修にいってきました。
2日間研修会場のあるホテルに籠りっぱなしでしたが、窓から紅葉がとっても綺麗で癒されました^^
紅葉も見頃を迎え、ご旅行の際にお持ちになる車椅子へのお問合せやご相談が増えていますので、
旅行用の車椅子を選ぶ際のポイントをご説明します。
旅行用の車椅子を選ぶ際のポイントは
1.乗る人のお身体の状態や使用する状況。(歩ける、歩けない)
2.旅行の際の移動の手段(バスや電車などの交通機関or自家用車か?)
3.主に介助をされる方はどなたか?
です。
まずは
1.乗る人のお身体の状態や使用する状況。(歩ける、歩けない)かですが、
これは旅行中にずっと車椅子を人を乗せた状態で押す必要があるのかどうか?
というのがポイントになります。
ご自身が歩けない方の旅行用の車椅子になりますと、
持運びのしやすいコンパクトなものはタイヤが小さく、長時間押す、乗る場合は介助する方も
乗る方にも負担が大きくなるので「押しやすさ」「乗り心地」を重視して介助式で軽量コンパクトな
車椅子お選びいただくことのがご本人、介助される方にとってもご負担が少ないかと思います。
一方、ご自身で歩くことができ、疲れた時だけ車椅子をご利用されたい方ですと
持ち運びに便利な軽量でコンパクトになるコンパクト車椅子がおススメです。
2.旅行の際の移動の手段(バスや電車などの交通機関or自家用車か?)
公共交通期間をご利用になる場合は、新幹線の通路を通れることや、
ご利用されない時の運搬のしやすさを重視することが重要です。
一方、車での移動の場合はトランクに入り、積み下ろしの負担が少ないものが良いかと思います。
3.主に介助をされる方はどなたか?
介助者の方が力の弱い女性や高齢者の方ですと、押しやすさ、運搬のしやすさも
重要な車椅子選びのポイントになります。
上記からいくつかのシーン毎におススメの車椅子をご紹介します。
【普段は歩けるが車椅子を利用したい】【移動に公共交通機関を使う】
このような場合は下記のバギータイプの車椅子がおススメです。
長時間の移動には向きませんが、使わない時は折り畳んでキャリーのように
押したり引いたりして移動できるので、使わない時の運搬も楽です。
バッグで携帯できるコンパクト車椅子もございますが、軽量コンパクトと言っても
6~8kgぐらいあるので肩から担いで移動するのはかなり負担になるかと思います。
【ご自身で歩けなく車椅子を利用したい】【移動に公共交通機関を使う】
このような場合は下記のコンパクトタイプがおススメです
他のコンパクト車椅子に比べ後輪が大きいので押しやすく、乗ってる方の負担も比較的少ないです。
別売りのバッグもございますが、使わない時は介助者の方が押して
運搬するとご負担は少なくて済むかと思います。
【普段は歩けるが車椅子を利用したい】【移動に自家用車を使う】
【ご自身で歩けなく車椅子を利用したい】【移動に自家用車を使う】
この場合は下記の車椅子がおススメです。
軽量ながら座幅も広く後輪も大きく太いので乗り心地もよく車椅子に乗られる方も疲れません。
またコンパクトに折りたため軽自動車のトランクにも積めて非常に便利です。
ご旅行の際の車椅子選びのご参考にしていただき、
車椅子をご利用されるご本人も、介助される方も旅行を楽しんでいただければ嬉しいです^^